相続に関する流れについて
相続の進め方
相続は、人が亡くなった瞬間から始まります。悲しみのなか葬儀をし、死亡届を提出、そして保険や年金等の受け取り手続き、不動産・預貯金等の名義書換の手続きなど、様々な手続きを必要とします。とりわけ相続人にとって大事なことは、亡くなった方が残した財産を誰が引き継ぐかを決める話し合いです。これを「遺産分割協議」と言います。複数の相続人間で遺産分割協議をして、誰がどのような遺産を継承するか決めていくのです。この遺産分割の話を、相続人の間で具体的に進める前に、まず「遺言書」の有無を確認しなければなりません。遺産は、遺言書がある場合は、そこに書かれているとおりに、なかった場合は、民法に定める相続人が相続分に従い、または相続人全員での協議で遺産を分割し、引き継がれるのが原則です。従って、遺言書の有無は遺産分けをする上で大きなポイントになります。