抵当権抹消登記に関するよくあるご質問
当事務所に寄せられる、抵当権の設定解除(抹消登記)に関するよくあるご質問をまとめました。
Q1. 抵当権抹消とは何ですか?
A. 住宅ローンを完済した後も、不動産の登記簿上には金融機関による「抵当権(担保)」が残っています。これを正式に取り除く手続きが「抵当権抹消登記」です。
Q2. いつ抵当権を抹消すればいいですか?
A. ローン完済後、金融機関から送られてくる書類が届き次第、速やかに手続きするのが理想です。書類には有効期限がある場合もあるため、早めの手続きをおすすめします。
Q3. 自分で手続きできますか?司法書士に依頼するべきですか?
A. ご自身でも手続き可能ですが、書類不備や記載ミスなどで法務局から補正指示がある場合が多いため、正確で迅速な手続きを希望される方は司法書士への依頼をおすすめします。
Q4. 抵当権抹消に必要な書類は?
A. 通常以下の書類が必要です:
- 金融機関から届く解除書類一式(解除証書、委任状、登記原因証明情報など)
- 登記識別情報通知書(または権利証)
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 住所変更がある場合は住民票または戸籍の附票
Q5. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 不動産1件あたりの登録免許税が1,000円、司法書士報酬が1~2万円程度が一般的です。物件数や所在地によって若干変動します。
Q6. 登記簿上の住所と現住所が異なりますが、大丈夫ですか?
A. 住所が変更されている場合は、抵当権抹消登記と同時に「住所変更登記」も必要になります。当事務所では同時対応が可能です。
Q7. 不動産を売却する予定がありますが、抵当権はどう扱いますか?
A. 売却前に抵当権を抹消するか、売買契約と同時に抹消手続きを行うのが一般的です。通常は、決済に立ち会う司法書士が抹消登記を担当します。
Q8. 書類を長期間放置してしまいました。まだ手続き可能ですか?
A. 抹消登記に時効はありませんが、書類の有効期限が過ぎている場合、金融機関から再発行してもらう必要があることがあります。お早めにご相談ください。
Q9. 親の名義の不動産に抵当権が残っています。相続手続きと合わせてできますか?
A. はい、相続登記(名義変更)と抵当権抹消登記を同時に行うことが可能です。必要書類や手続き内容についてご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q10. 手続きにはどれくらい時間がかかりますか?
A. 書類が揃っていれば、登記申請から完了まで通常1~2週間程度です。お急ぎの場合も、可能な限り対応いたします。